グルーミング作業が嫌い?トリミングサロンが嫌い?
モカはトリミングサロンでの作業が苦手です。
その原因は「これまでになにかあったから」なわけですが、その「なにか」は私は分かりません。
何故なら、私が飼い主として、そこまで考えが至らず、
それまで通っていたサロンで、モカがどんな風にケアされていたか、どんな風に過ごしていたか、把握していなかったからです。
もしかしたら、自宅でのケアにも原因があったかもしれないし、動物病院での経験が原因だったかもしれないですが、今となっては分かりません。
なんにしろ、確かになんらかの原因があって、そのことに私が気付かずにきたことが、モカの苦手を増やし、強化していったと思います。
犬のことを知っていくと、トリミングサロンというのは、一歩間違えば、犬にとって大嫌いな場所になることが分かります。
たった一回のことで、その後の犬生に影響し、大きなトラウマになることもあり、本当はとても慎重に対応していかないといけない、デリケートな場所。
そんなところに、「はい、お願いしまーす!」と軽い気持ちで、モカを預けてきた自分。今は本当に反省しています^^;
モカはトリミングサロンが苦手ですが、その理由として、色んな「キライ」が考えられます。
例えば、
・高いところ
・聞き慣れない音
・ドライヤーの風や音
・好ましくない匂い
・濡れること
などの犬という生き物としての、苦手部分や、
・飼い主がいない
・その空間にまだ慣れていない
・バタバタと人が動く
・トリマーさんのすばやい動作
・動きを制限される
・長い待ち時間
・ケージでの拘束
などの環境によるもの、
・爪切り(痛い思いをしたことがあるから)
・肛門腺絞り(痛い思いをしたことがあるから)
などの過去の経験によることなどが挙げられます。
他には、隣で作業されている犬の不安が移ることもあるだろうし、
温浴で温まった後に、ドライヤーの温風で乾かされるなら、暑すぎるかもしれないし、
トリマーさんからジーッと見られ続けるのも居心地悪いだろうし、
高い声で声をかけられ続けるのは興奮を招くし、
逃げ場のない場所で、正面からぐいっと迫られるのも嫌だろうと思います。
これらはモカだけでなく、他の犬にも共通する「キライ」だと思います。だって「犬」だから。
ただ、モカはその数が多く^^;、しかもそのことをしっかり体現するタイプw
だからモカは非常に分かりやすいですが、「イイコ」と呼ばれるコの中には、グッと我慢している場合もあります。
そして犬は、人のボディランゲージも感情も読む生きものです。
愛犬にとって、飼い主が最大の環境と言われるように、トリミングサロンでは、トリマーさんも環境のひとつ。
人を癒す仕事をする人が、その人自身の心が安定している必要があるように、
犬に感情が伝わることを考えれば、トリマーさんにもそれが求められるのでは、と思います。
このように、「作業の行為そのもの」が苦手な場合もあるし、作業以外の「環境」に起因する要因もある。
過去の経験による苦手については、ハズバンダリートレーニングを用いながら、トリマーさんと飼い主で二人三脚で取り組んでいけるといいなと思います。
では、環境に起因する要因については、さてさて、どうしたものかしら(* ̄∀ ̄)
私が飼い主としてできることは、モカの場合、興奮しやすいという点があるので、トリミングサロンに行く3日前からは、過度なストレスを与えないように気を付けたり、当日の朝の過ごし方にも気を付けたり、ということ。
トリマーさん側のほうでも、トリマーさん自身を含め、サロン内の、考えられる環境について気づいて頂き、取り組んで頂ける、そんなサロンがどんどん増えていったらと嬉しいなーと思います。