トリマーさん向けの新企画 準備中
さて昨日は我が家のモカりん、シャンプーの日でした。
モカはこれまでの経験から、グルーミングが苦手です。
トリミングサロンも好きではありません。
だから昨日も、私と離れるときは「おかあさん、アタシをこんなところに置いていかないでー!」とばかりにピーピー鳴き、
私がいなくなった後は、「おかあさーーーん、たしけてーーーー!」とばかりに、扉をガリガリして外に出ようとしていたそうです。
そしてお迎えに行くと、「おかあさん、こんなところ早く出ましょう!早く帰りましょう!」とばかりにアピールし、
帰り際、私が奥のトイレに行くと、「おかあさん、だからこんなところに置いていかないでーアタシをひとりにしないでってばー!」とばかりにピーピー鳴き、あいだにある扉をガリガリしてたそうです。
飼い主と離れたときに、大なり小なりこんな反応をするコ、いると思いますが、これって分離不安でしょうか?
ドッグビヘイビアリストの田中先生には「モカは分離不安じゃないよ。分離不安傾向ではあると思う。ただ家庭で飼われている犬というのは皆、程度の差はあれど分離不安傾向にあるもの。それに、本当の分離不安は、例えば飼い主が一歩も家を出られないくらいの症状や反応を示す」と言われました。
私も、モカは分離不安ではないと思っています。
なぜなら、お気に入りのカフェで私のトイレタイムを静かに待てるし、初めてのお店でも静かに待てるし、
スーパーの駐車場で、車内で静かに待てるし、
コーヒーショップでテイクアウトするときも、外で静かに待ってるし。
ではなぜ、トリミングサロンで、モカはピーピーそわそわガリガリするのか。
それはズバリ、そこが嫌だから。そこに居たくないから。
誤解を恐れずに書きますと、先日行った千葉のSUNKSの細野さんが、最初に言ったコトバ、それは「トリミングサロンに優しさはナイ」でした。
そうなんですよ、トリミングサロンは犬に優しいところではないんですよね。
トリマーさんは優しい人でも、その環境(お店、作業、動き、音、時間etc.)は全然優しくない。
モカは「優しくないところには居たくない!」という正直な気持ちを、派手に表現しているだけだと思っています。
トリミングサロンで「イイコ」と呼ばれるコもいます。
でも、そのコがその環境や状況に、慣れているのか、諦めているのか、我慢しているのか、は、きちんと検証してみないと分かりません。
そして、トリミングサロンで楽しそうに過ごすコもいます。
それは、トリミングサロンでの社会化が出来ているから。でもたった一回の、爪切りの出血で、簡単に一歩後退するかもしれない。
トリミングサロンは優しいところでは、ナイ。
でも、犬にとっての優しさを準備し、用意し、示すことはできます。そして、その優しさは、犬に伝わると思います。
大事なのは、犬目線を知ること。
ということで、犬のことを学んだものの、どうしたらいいか分からなくなっているトリマーさん、動けなくなっているトリマーさんに向けて、そのヒントと方法をお伝えするセミナーを開催します。
現在、準備中ですので、詳細が決まりましたら、お知らせします^^