私がトリーツポーチにこだわる理由-中編-
昨日の続き。
社会化不足で、怖いものをたくさん抱えたまま、8歳になったつっつ。
そんなつっつの社会化をどうしてもやり直したくて、ドッグビヘイビアリストの田中雅織先生のカウンセリングを受けることにした。
田中先生にお願いすることにしたのは、『犬の幸福度を高めることに主眼を置いている』『犬の心を穏やかに保って問題行動を起こさないようにする』というところに惹かれたから。
だってね、社会化不足のつっつにとって、この世は怖いものだらけ敵だらけ。
8年間、そんなホラーな、戦場のような世界で
生きていたわけです。
だから、残りの犬生、一日も早く、つっつの心を穏やかに、安心して過ごせるようにしてあげたかった。
そのためには、飼い主の責任として、
できることは何でもしようと思った。
で、先生のカウンセリングを受ける中で、オヤツを使うトレーニングを教わったんです。
それまでは、オヤツって、家の中でしかあげたことがなかったから、散歩でどうやって使うの?って最初は思った。
で、つっつは小型犬だから、小指の先くらいのオヤツをたくさん用意するように言われてね、
スティック状になった鹿肉を、5mm幅くらいに細かく切って、
それを使って、散歩でトレーニングをすることになった。
カウンセリングやトレーニングの内容は、複雑で細かいから、ここには書けないんだけど、
オヤツはどこで登場するかと言うと、
簡単に書くと、
つっつが苦手なものを察知したとき、怖い対象を認識したときに、サッとあげるわけです。
吠えるとか、興奮しちゃうとかか、対象に対しての強い反応が出てしまう前に、すぐさま、サッとあげる。
大嫌いな踏切の音が聞こえた瞬間、サッとオヤツをあげる。
大嫌いな音が聞こえると、大好きなオヤツがもらえる。
続けていくことで、踏切の音に対する受け取り方、感じ方が、「大嫌い、怖い」から「嬉しい、期待」へと、認知が変わってゆく。
つっつにとっての、嫌なことや怖いことを、オヤツをもらえる「イイコト」に少しずつ認識を変えてゆく。
で、このとき、「サッと」あげるっていうのが
ものすごく重要なポイントなのです。
なぜなら、オヤツと対象物を関連づけるためには、秒であげないといけないから。
秒よ、秒。
正確な時間は状況にもよるので割愛するけど、とにかく、オヤツをあげるのに時間がかかってたら、大事なタイミングを逃しちゃうってこと。
つっつのためならヤンヤコラだった私は、
「よーし、教わったことを次のカウンセリングの日までしっかり続けていくぞー!」
と、オヤツをいれるグッズを探したところ、‘トリーツポーチ’なるものがあることを知りました。
「専用のポーチがあるなんて便利!小型犬用のオヤツを入れるのにちょうど良くて、お散歩バッグに合わせやすくて、サッと取り出しやすいやつ、あるかな~」
そしたらね、
なかった。
サイズがやたら大きかったり、深さがありすぎたりして、オヤツのサイズや量とのバランスが悪すぎるとか、
見た目がカジュアル過ぎて、お散歩バッグと合わせると浮いちゃうやつとか、
サッと取り出しにくそうなやつとか、
そんなのはたくさんあったけど。
「小型犬を飼っている人はたくさんいるのに、小型犬の飼い主が使いやすいトリーツポーチがなんで無いの?」」って思った。
それって、つまり、小型犬の飼い主さんが使わないから。
ニーズがないから、無い、んだよね。
現に私も、先生のカウンセリングを受けるまで、必要性を感じていなかった。
小型犬の問題行動と大型犬の問題行動は、一目瞭然、大型犬のほうが大変なことになる。
逆に言うと、小型犬のソレは、見過ごされることが多い。
だから、社会化とかトレーニングとかの重要性の、飼い主さんたちの認識に差が出がち。
トレーニングとかで使える、小型犬用サイズのトリーツポーチが無い、ってことは、それを物語っていると思いました。
ということで、気に入ったのが見つからなかったので、スマホ用ポーチを改良して、代用することに。
まぁまぁ満足していたけど、でも、使いにくさはあって、いつか可愛くて使いやすいトリーツポーチが見つからないかなーって思ってた。
はい、また長くなっちゃった(* ̄∀ ̄)
続くわよ~❤︎
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